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ワークライフバランス

2021.4.1(木) 掲載
 仕事と家庭生活の調和を取ること。日本は従来、欧米主要国に比べ家事や育児など、家族や家庭のことを女性任せにして長時間働く男性が多いとされる。一方、結婚後は外で働かずに専業主婦として家で家事や育児、介護などを担う女性も多い。1990年代に日本の生産年齢人口(15~64歳)が減少に転じたこともあり、政府や企業も女性の就労を後押しするためにこうした慣行の見直しを始めた。
 増えてきたのは朝型勤務による残業時間の抑制だ。短時間の勤務を認めて、高齢者や、育児・家事を抱える女性を集める企業も増えている。休暇の取得も重要で、ほぼ100%とされる欧州諸国と開きがある。