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ジョブ型雇用

2021.4.1(木) 掲載
 職務を明確にした上で最適な人材を配置する、欧米などで一般的な雇用形態。職務に必要な能力を細かに記載した「職務定義書」(ジョブディスクリプション)を示し、社内外から人材を募る。企業が求める能力を明確にして雇用契約を結ぶため、勤務時間ではなく成果で評価するのが一般的だ。
 一方、日本では多くの企業が職務を限定せず、広く人材を採用するメンバーシップ型を導入する。新卒一括採用、終身雇用を前提に、企業がゼロから人材を育てるという考え方が根付いている。社員の立場は安定的だが、転勤や配置転換などの業務命令に従わざるを得ないケースが多い。