みんなの日経読みこなし

読みこなしストーリーVol.5就活から仕事まで、約8年間フル活用
職種が変わっても、工夫して電子版を使い倒す

情報通信業/営業企画
正者 宏太朗さん
  • ・購読歴:8年
  • ・仕事内容:前職はメーカー企業でSCM(サプライチェーンマネジメント)企画・販売推進企画を担当。現職は情報通信企業で営業企画担当

この記事のポイント

  • 就活では「朝刊・夕刊」と「検索機能」をフル活用。OB・OG訪問や面接のための事前リサーチは抜かりなく
  • サービス導入を検討してくれそうな、業績が好調な企業を探すため「Myニュース」には「増収増益」などのキーワードを登録
  • 読み続けることにハードルを感じたら、「興味のある記事」や「関係する記事」に絞って読んでみる

「社会人未経験」でも企業や業界の動きがわかる

日経を大学生の頃から約8年間読み続けています。
大学では経済学部に所属、そこではメガバンクなど金融業界の現役社員が講師として授業を行うことが多く、教材で日経のニュースをよく使っていました。
普段から日経の記事には親しみがあったので、就活を始めるタイミングで自分でも読み始めてみることにしたんです。

日経を読み始めて、最初に感じたのは「まだ社会に出ていないのに、社会や業界、企業の動向が手に取るようにわかる」ということ。
一度も働いたことがない中で、将来を左右する大事な選択を迫られるのが「就活」です。社会や業界の動向を知らずして就職先を選ぶのは、目隠しをしたままゴールを目指すようなもの。この大事なイベントに際し、日経は心強いパートナーになったと思います。

「朝刊・夕刊」や「検索機能」を
志望企業探しから面接対策までフル活用

私は、持ち運びや検索性などを考え、主に電子版(紙面ビューアー)を使っていました。

就活の序盤、志望企業がまだ定まらない時には、事業内容や最新の取り組みなどを幅広く知るために「朝刊・夕刊」すべての面にざっと目を通し、アンテナが反応した記事を読んで保存するようにしていました。
大事にしたのは「その業界・企業が社会にどんなインパクトを与えているのか?」という視点。規模の話ではなく「自分はこれで社会にインパクトを与えたい」と感覚的に思える取り組みをしている企業を探すイメージです。

中盤に差し掛かり、会社説明会やOB・OG訪問、インターンの応募には、日経電子版の検索機能をフル活用。事前に企業や業界に関するニュースを調べておき、業績や最新ニュースは頭に入れておきます。
OB・OG訪問などは、直接質問ができる貴重な機会。実りある質問ができるよう、事前のリサーチは欠かせません。

就活も終盤、面接が始まるタイミングでも検索機能を使います。中盤での使い方同様、面接前に企業や業界に関する情報を仕入れます。

特に、「志望動機」をシャープに伝えるため、その企業と競合他社との違いを業界の最新ニュースや業績から考えるように意識しました。

OB・OG訪問や面接では、その企業に勤めている方への「リスペクト」の気持ちを持ち、接することが大切です。そのため準備は最善を尽くそうと考え、納得できるまで調べていました。

それが功を奏したのか、志望していた大手メーカーの内定をいただくことができました。

好調な企業を探すため
「Myニュース」に登録するキーワードを工夫

その後就職、さらには転職した今でも日経電子版はフルで使い続けています。

基本、就活の時と同様「朝刊・夕刊」にはざっと目を通し、取引先企業やその企業が所属する業界、競合企業に関するニュースを、検索機能を使って情報収集。検索以外にも、日常的に集めたいニュースは「Myニュース」とプッシュ通知を使って効率的に漏れなく確認できるようにしています。

最近は、営業企画の仕事に携わるようになり、マーケット全体でターゲットとなりそうな企業群を探すため、Myニュースでフォロー登録するキーワードの工夫をしています。

例えば「上場」「増収増益」「上方修正」など。
現在勤めている情報通信業の特性上、様々な業界の企業がクライアントになる可能性があります。また「データ活用」サービスという商材のため、導入を検討する企業は経営が安定しているところにある程度限られます。
すべての業界の中で業績が好調な企業は一体どんな企業か?その共通項やニーズを探るために、Myニュースを活用します。

仮説を立てて、自分なりのキーワードをフォロー登録してみる。思うような情報が得られないなら変えてみる。こういう取り組みはとても面白いと思います。

おすすめ機能Myニュース

検索結果や話題のトピックをフォローする「Myニュース」を使えば、何度も検索しなくても最新のニュースを自動で収集できます。

友人の顔を思い浮かべ、記事を読んでみる

「Myニュース」だけではなく、日経電子版は自分なりに色々と試しながら使うと、新たな発見があり、有効活用できると思います。
ただ、「内容が難しい」と感じ、試す前に読むのを諦めてしまいそうになることもありましたが、まずは「興味ある記事」「関係する記事」だけを拾って読んでいました。

「自分の興味のある記事」は読み物として面白いと感じる記事。関心のあるテーマの記事や「背景が分かる面白さ」「ストーリー展開の面白さ」を感じられる記事など、朝刊にざっと目を通す中で見つけていくことで、私は記事を読むことに慣れていきました。

「関係する記事」は、自分の身の周りに関連付けが出来そうな記事。例えば、友人が所属している企業の記事や最近お会いした方の所属企業や専門分野に関する記事など、遠くても近くても「関係する」記事を拾って読むとよいと思います。その時に、関係する方の顔を思い浮かべながら記事を読んでみると、イメージが膨らみ、記事へのハードルが下がっていきました。

それから「メリハリをつけて読む」ことがとても大切です。TVや職場での会話など、重要なニュースは色んな場面で耳にすることが多いもの。皆にとって重要なニュースはざっと見て、自分にとって大切なニュースに意識を向ける。メリハリをつけて読むことで、ストレスなく毎日読み続けることができています。

イラスト/大崎メグミ

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