TOPICS やさしい経済用語の解説
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31.石油輸出国機構(OPEC)
 中東を中心とする産油国が国際石油資本に対抗してつくった、石油生産と価格調整を目的とした協議会です。現在は11カ国で構成されています。1960年にイラク政府の招請によってイラン、クウェート、サウジアラビア、ベネズエラの代表が集まり結成されました。
 OPECは71年のテヘラン協定、トリポリ協定によって石油価格決定に強い影響力を及ぼす地位を獲得しました。73年に起こった第4次中東戦争時には石油の値上げを断行、第1次石油ショックを起こし、1バレル=3ドルだった原油価格を2カ月で12ドルまで引き上げたため、「史上最大のカルテル」といわれました。
 第2次石油ショック以降、こうした事態を踏まえて、消費国は石油の節約を進め、経済不況という背景も手伝い、石油の需要が減少しました。一方、英国北海油田やメキシコなどを中心とした非OPECの産油量が急増したため、OPEC内の生産調整、原油価格差設定をめぐる足並みが乱れ、内部対立が目立つようになりました。このようなことから83年3月にOPECは初の基準価格の引き下げに踏み切らざるをえなくなりました。
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