自国・地域の通貨を米ドルに連動させる仕組み。為替レートの変動を抑え、対米貿易の採算を安定させる効果がある。香港のほか、サウジアラビアを含む中東ペルシャ湾岸の5カ国が代表的な導入例だ。
弊害は金利の上げ下げなど独自の金融政策を放棄する点。中東は景気が過熱気味にもかかわらず米国に合わせて金利を低くしたため、物価が急上昇。これに音を上げたクウェートは2007年5月にドルペッグから離脱、複数通貨に連動させる「通貨バスケット制」に移行した。市場への介入により通貨をドルに連動させていた中国は、米欧の批判を背景に05年 7月から通貨バスケットを参考にした管理変動相場制に改めた。
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