――IT関連企業で13年
IT関連企業の事務の仕事をして13年になります。本社は富山県にあり、東京支社のなかにある私たちの部署は、東京・横浜エリアの営業活動を支援する業務部。40人ほどの同僚はほとんど女性です。仕事はルーティンワークではありますが、2〜3年ごとに担当をローテーションさせることで内部統制や平準化を計っています。
――手厚い育休制度は北陸のお国柄!?
私は今、6歳と2歳の2人の子育てをしながら働いています。本社のある富山を含む北陸3県は共働きが多い地域だそうで、女性も働いて当たり前。そのせいか、うちの会社は子育て支援などが充実しているほうだと思います。私が1人目を出産した6年前には、育児休暇が1年半から3年まで期間延長されました。私は2年で復職しましたが、3年休む人もいて、その間に2人目ができて5年くらい育休が続く人もいます。数年前には、育休経験者ということで私もお手伝いして「育休のしおり」を作りました。
――子育てを頑張る同期の男性が心強い!
産前産後休業・育児休業など休みを取れる制度も大切ですが、その後、復職した後にどのようにサポートしていくかが会社側の課題でもあります。IT業界では、SE(システムエンジニア)の人にとっては特に数年のブランクが気になるようです。また、男性の育休取得は、なかなか進んでいないというのが実感です。そんななかで私の同期に、時短申請をして仕事も子育ても頑張っている男性がいます。レアケースでも頑張る彼に同志としてエールを送りつつ、その姿を見て自分も頑張っていこう!と思います。心の支えは、やはり同じく子育てしながら働く先輩や同僚ですね。
――保育園、小1、小4…いくつもの壁
働くママたちには、いろんな壁があるのですが、第1の壁は「保育園」です。保育園に入れるかどうかで仕事に復帰する時期が変わります。そして、次の壁は「小1問題」。小学校は保育園よりも終わる時間が早いので、学童保育に入れるかどうかが問題になります。そして、次は「小4問題」。学童が終わってしまう年齢です。しかも、うちの会社は勤務時間短縮の申請ができる条件が、子供が小学校3年生まで…。私の場合は、下の子がいるので大丈夫ですが、小4問題はなかなか大変です。
――限られた時間で同じ仕事量をこなす工夫
子育てと仕事を両立するためには、普段から信頼される仕事のやり方をすること、他の人にお願いした時にもすぐにわかるように仕事を進めておくことが大切です。子供の体調不良などで急に誰かに仕事をお願いしなければいけない時に、すぐに引き継げないと業務が滞ってしまいます。私は育児と両立するようになって、仕事にどう優先順位をつけるか、自分のなかで見切りをつけながら業務を選り分けて進めていくようになりました。勤務時間を短縮しても仕事の量が減るわけではありませんから、やはり工夫が必要です。
――朝がせわしない分、子供との帰り道はのんびりと
これまでも仕事を辞める選択はできましたが、「辞めることはいつでもできる」そう思って頑張ってきました。両立し続けるためにはだんなさんの協力や理解も必要ですし、子供たちの協力も必要です。朝はとにかく時間がなく「何分までに○○をやってね」と子供たちと約束しながら出かける準備を進めます。それでも決して時間通りには進みません。「なんでできないの!」「あのね、時間が早く進んだんだよ」。そんなふうにうまく切り返されると思わず笑ってしまいます。朝は本当に大変ですね(苦笑)。朝、大人の都合につき合わせてしまう分、夕方の帰り道ではできるだけ子供たちの気の向くまま、のんびり歩くようにしてバランスをとっています。
――40代は興味を絞っていく時期にしたい
今は自分の時間がなかなかとれませんが、英語の勉強をしたいと思っています。子供に習わせるよりも自分が学びたいですね(笑)。ラジオ講座を利用すれば、英語だけでなくフランス語もスペイン語もドイツ語だって、学べます。女性っていろいろ選べるバイキングが好きですよね。私も同じで、あれもこれもやってみたいと思うんです。あと数年で40歳になりますが、今はいろいろ手を広げておいて、それを絞っていくのが40代かなと思っています。これからの自分の姿を思いながら、今の会社で定年を迎えるのか、ちがう仕事をしてみたいのか考えています。40歳くらいまでに、こうしたい!という気持ちを定めたいです。
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仕事と育児を両立するリアルな様子を教えてくれた菊田さん。「若い後輩たちが、子育てしながら仕事を続けたくなるような、ロールモデルになれたら嬉しい」と話してくれました。会社の後輩たちはもちろん、お子さんたちも菊田さんの姿を見て、生き方・働き方を考えていくのでしょうね。
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